インフルエンザの基礎知識

毎年寒い時期になると猛威を振るうインフルエンザの季節が間もなく到来します。当院でも予防接種をはじめました。

インフルエンザの詳しい話に関しては厚生労働省のサイトが史上最高に読みにくいのですが、確実に重要な情報を記載していますのでご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

インフルエンザとは、インフルエンザウィルスに感染することによって引き起こされる症状のことです。ウィルス感染ですので基本的には風邪と一緒です。ただ、特殊なウィルスであるため、予防接種を受けることで重症化を予防できること、抗ウィルス薬等の治療法がある等の特徴があります。

インフルエンザの診断のためには、簡易キットによる方法がありますが、検査の精度(感度特異度)が高くないため、インフルエンザじゃないのにインフルエンザと診断されてしまう偽陽性や、その逆の偽陰性が起こりえます。症状と状況から疑わしい場合には、受診せずともインフルエンザとして一般的な予防をすることをオススメします。

高熱に悩まされるせぶねこ
(イラスト あやたに)

ワクチンには罹患を防ぐ効果は残念ながらないのですが、重症化や感染後の発症を抑制する効果を持っています。重症化しやすい高齢者や幼児等には予防接種により、罹患した場合の死亡率を下げることがわかっています。かかった場合に重症化してしまうような方や、インフルエンザに罹患しやすい状況の方には予防摂取をオススメします。ちなみにインフルエンザの患者さんと触れ合う可能性の高い我々医療者も予防接種を受けています。

当院ではお一人様2800円で予防接種の注射をさせていただきます。ワクチンの数に限りがありますので、事前にお問い合わせください。

ワクチンを摂取してしまっても残念ながら罹患してしまった場合には、高ウィルス薬を処方することが出来ます。ただ、前述の通り基本的には風邪と同じですので、家でゆっくり休んでいればいずれは良くなります。少しでも早く治したい場合には、1日程度改善を早くする効果があると言われています。また、解熱剤や咳止めの薬等もあったほうが楽にはなると思いますので、症状が辛い方は受診していただければ処方をさせいただきます。

また、非常に濃厚接触している家族等に罹患があった場合には早期に予防投与をすることで発症を抑える可能性があります。自費診療になってしまいますが、当院でも処方させていただきます。

 

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